3/31 親父の年を超えました。

今日は誕生日、68歳になります。
これで、父親の年を無事超えるとともに親父を思い出し、
感慨深いものがあります。

親父は上の2人の兄に商売を引き継がせ、
自分は50代半ばから半隠居的な生活を
大阪の家と堺の家を行き来しておくっていました。

若い時から動物好きで多趣味な人でした。

印象深いのは鶯の餌をすりこぎでする親父の姿です。
毎年のように鶯を買い、毎年のように夏には鶯が死んでいました。
鶯の鳴き声が好きなだけで、飼い方を知らない人でした。
めげず、懲りない人でした。

また、堺の庭に大きなゲージを作り、雉を飼っていました。
これも飼いい方がわからず、最後は・・・。
その後、このゲージはドーベルマンの飼育小屋になり、
おばぁさんと私たち兄弟に面倒を見させていました。

見るのが好きなだけで散歩・餌やり等は人任せです。

そうそう、錦鯉もそうでしたね。

趣味では謡・詩吟を習い、
自宅に先生を呼び、上の2人の兄弟やご近所さんと定期的に習っていました。
これもうまくなく、すぐに兄達に追い抜かれていました。

後は釣りや山登り、猟にも出かけていました。
何故かステテコ姿で首に望遠鏡をかけ、稜線に立つ写真を思い出します。

何でもやりたがる人でしたが凝ることなく広く浅く楽しむタイプでした。
(そうでもないか、詩吟は20年以上やっていましたね。)

お酒は全く飲めませんでした。
ビール1杯で顔が真っ赤になるくらいの下戸でした。
それでも、毎日、晩酌をしていたのですから好きだったんでしょう。
残ったビールのご相伴は上の兄2人も全くの下戸なので、
私とすぐ上の兄が引き受けていました。
おかげで下の2人は酒飲みに育っています。

親父の酒の武勇伝は女優の桑野みゆきとダンスしたこと、
行きつけの料亭の玄関で必ず大声で”たのもーう”と言って下足番を呼び、上がったこと。
この2つの話が出るときは親父の機嫌のいい印でした。

驚くのはおはぎの量です。
おふくろに大量におはぎや甘いものを作らせ、1回に5,6個食べていました。
それからコーヒも1日5杯以上飲んでいました。
若い頃、神戸の貿易商(確か自転車)に勤めていた時にコーヒにはまってしまったそうです。
煙草もヘビースモーカーでした。
心臓病を持ち、医者から止められていてもコーヒと煙草は死ぬまでやめれませんでした。

有馬温泉で再発し、近くの病院に担ぎ込めれ、見舞いに行った時の言葉も
”章、帰ってきたのか! いつもの喫茶店に行くぞ”でした。
酸素のテントに入れられ、意識がもうろうとしているときの最後の言葉でした。

姉に言わせると親父は短気で怒りっぽい人だと言います。
難しいことを相談すると分からなければわからないと言えば良いのに、それが許せない人で
すぐに怒り出し、最後には好きなようにせいとほっぽりなげていたようです。

実は昔気質の人で子供にわからない、少し考えておく等が言えなかっただけだと思います。
弱みを見せれないと虚勢を張っていただけだったんだと思います。

5人兄弟の末っ子だった私には優しい親父でした。
と言うか、要領よく私が立ちまわっていたのかもしれません。
自分なりの答えを持って相談にいくと承諾してくれる親父でした。
反対されたり怒られた記憶がありません。

高校時代、サイクリングツアーがやりたかった時も、
すぐにねだるのではなく、
夏休みの前半に店を手伝い、親父の点数を稼いでから、
実は友達と大阪から能登半島一周のサイクリングツアー(2週間くらい)に行きたいので
計画、費用はこうで安全に行動するから
費用を出してほしいと持ち掛けたら気前よく出してくれました。

当時でサイクリング車はナショナル製で3万円(大卒の初任給より高かった)くらいでした。
細かい日程など見もせず、聞きもしませんでした。
気を付けて行けよとの一言で送り出してくれました。

これも、アルバイト代と報酬を請求していたら、親父の激怒を食らっていたでしょう。
子供が親の商売を手伝うのは当たり前と考える親父に報酬は禁句です。
言い方を変えて、ご褒美を要求すると気分よく答えてくれるのです。
何事も理詰めだけで迫るとだめで、感情に訴えるのが一番でした。

酔った頭にまだまだ一杯、とめどもなく親父の思い出が浮かんできますが、この辺で。

姉曰く兄弟の中で一番私が親父に似ているそうです。
私も親父が一番(?)好きだったんです。

最後に”親父、親父の年を超えたよ!”、”ありがとうな!”

つまらないことに最後までお付き合いいただきありがとうございました。

真夜中だというのに目が覚めて、眠れません。
酒に酔っぱらっているうえに親父との思い出に酔っぱらっています。
プロフィール

JOY

Author:JOY
少年時代の夏休みに
丹波の田舎で過ごした遊びが忘れられず、
房総鴨川でアウトドアライフを楽しんでいます。
団塊世代の日々の生活を備忘録として記載します。

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